クラス分け

競馬のクラス分けは「収得賞金」と「馬の年齢」によって区切られています。「収得賞金」とは、クラス分けのためだけに存在するバロメーターのようなもので、重賞競走以外では1着馬のみ、重賞競走では2着馬までに加算されます。
競馬ではほとんどの競走馬は2歳から3歳にかけて新馬戦でデビューするのが基本となっています。勝てば次の500万円以下のクラスに上がりますが、新馬戦は一度しか出られないので、負けると未勝利戦に向かいます。
また調整が合わず、新馬戦に出走しないまま3歳の春を迎えてしまった馬も、同様に未勝利クラスとなってしまいます。
収得賞金額が500万円以下の馬が500万円以下クラスのレースに出走し、勝てば1000万円以下のクラスに昇格、さらに1000万円以下クラスのレースに勝てば1600万円以下(準オープン)クラスに昇格、という簡単なしくみです。
格下挑戦は認められませんが、自信のある馬はスキップして格上のレースに挑戦することが可能です。
条件戦をクリアした馬はオープン特別や重賞(G3、G2、G1)に出走できます。
レースによって出走頭数には制限があり、制限頭数を超える登録がある場合には、基本的に収得賞金の多い馬が優先されます。
G1ではトライアルレースに上位入賞することで優先出走権利が得られるものもあります。