馬の性別でクラス分け

競走馬のオスを牡馬(ぼば)、メスを牝馬(ひんば)と呼びます。
また、競走が困難なほど気性の荒い牡馬をおとなしくさせる目的で去勢した馬をせん馬(せんば)と呼びます。
かつては牡・せん馬限定戦が行なわれていましたが、現在は全てのレースが牝馬にも開放されています。しかし、種牡馬や繁殖牝馬の価値を高めるための選定競走と位置付けられているクラシックレースなど、馬出走が認められていないレースはあります。
牝馬は一般的に牡馬に比べて体力的に劣ると言われます。
また牝馬は牡馬に比べて瞬発力に優れているとも言われています。
「牝馬特有の切れ味」という言葉がよく聞かれるが、
牝馬にとって瞬発力が最大の武器といえます。また、有名馬ウォッカのように、牡馬相手の日本ダービーやジャパンカップを勝ってしまう男勝りの女傑もいます。しかし、それほどの名牝はそうそう生まれるものではありませんから、牝馬限定のレースが設けられています。
牝馬限定G1には、桜花賞(3歳)、ヴィクトリアマイル、オークス(3歳)、エリザベス女王杯、秋華賞(3歳)、阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳)があります。